中国人民銀行、上海にデジタル人民元(e-CNY)の国際業務センターを設立 中国人民銀行(PBOC)は上海にデジタル人民元(e-CNY)の国際業務センターを設立し、国際決済効率向上と将来のe-CNY統合の基盤作りを目指すと発表した。副総裁の陸磊はこれを「決済革新の歴史的必然」と位置づけ、より効率的で包摂的かつ開かれた国際決済システムの構築を狙うと述べた。一方で中国はトークン化事業には制限をかけており、証券監督当局は香港での実物資産トークン化事業の一時停止を証券会社に要請している。
暗号資産取引所Kraken、50億ドルの資金調達を実施 暗号資産取引所Krakenは50億ドルの資金調達を実施し、評価額は150億ドルとなった。今回のラウンドは特定のリード投資家を置かずにKraken自身が組成し、投資会社やVC、CEOアルジュン・セティ率いるTribe Capitalが参加し、セティ自身も出資した。調達資金は事業拡大とIPO準備に充てられ、同社は2026年の上場を目指している。
Trust Wallet、Web3支援プログラム「Trust Moon」を開始 Bitcoin.comによると、自己管理型ウォレットのTrust Walletは、Web3プロジェクト向けアクセラレータープログラム「Trust Moon」を発表した。Binance、Polygon、Moonpay、AWSなどの大手が支援する本プログラムは、資金提供やエコシステムへのアクセスを提供する。ユーザーやTWT保有者には、新プロジェクトへの早期アクセスや報酬も用意されている。
Vitalik氏、日本のカンファレンスでEthereumのロードマップを発表 Ethereum創業者のVitalik氏はJapan Dev ConferenceでEthereumのロードマップを発表した。短期目標はスケーリングとL1ガス上限引き上げ、中期はL2間相互運用と応答性向上、長期はセキュアかつシンプルで量子耐性と形式検証を備えたミニマリストEthereumの実現を掲げた。