米があるだけで こんなに幸せなことはない ままいっぺけよ よく噛んで食え はばげるなよ へばな
気取らなくていい 腹いっぱい、好きなおかずで 好きに米を食おう
いずれ 米は何食ってもうまい 好きな米食え
話しを戻すが なぜこんなにも難しいササニシキを作るのかといえば (趣味であることはそうだが) 美味いから の一言だ
そのため、藁は粉砕され、ロープのように綯って束ねて結び合わせる事が困難になってしまった 長い藁を撚ってこしらえた「縄」は、いまや貴重なものになった 土着神の衣装でもあり、綱引きの縄でもあり、〆縄としての奉納までもが難しい
農機コンバインは「束ねる」の意味のごとく、ハーベスターとバインダーの機能を束ねたもの 超電磁…ではないが、収穫の際に稲藁を刈り取り脱穀し、そして藁を粉砕し、土壌に漉き込む機能がある
保険の意味を含めて種籾は4種類を用意することにしている 今流行りの品種やフラッグシップ米・推奨米、あるいは従来根強い信頼性のあるものなど。そして自家用米にもなるであろう通好みの米だ 農家が作り甲斐のある研鑽米と言ってもよい 米は登録品種としての宿命によってそれぞれに遺伝子的な限界がある もしも最悪…どれかが壊滅的な被害を被ろうとも、何かしら生き残れば、道はある
害虫がつかないためにはどうするか 余計な湿気を纏わぬように、また、農薬が行き渡るように、風通しを良くしなければいけない 具体的には、あきたこまちなどの場合は田植え間隔を15センチにするが、ササニシキの場合には17センチにする この2センチが風通しを変える しかし田んぼの面積は有限 なので収量には差が出る
ササニシキ、実は生育が難しい 稲の背が高いために大雨などで倒伏してしまう 一方、品種改良された今どきの米は背丈が低く害虫にも強い
この「おかずがいらない」という謳い文句が曲者で つまりは、飯に合うおかずが売れなくなったのではないかと 結果、飯だけで満足してしまう それはそれで良いのだが…